2018年06月10日

パン助の能力、と、起死回生のイベントの内容

 こんにちは、パン助です。

さあ、中二病真っ盛りのタイトルですが、いきましょう。
(中二病とは、中学生ぐらいの頃に起こる、自分は悪の組織に狙われているという設定を信じ込んで行動したり、自分は特別な能力を持っていると思って痛々しい行動をしたり発言をしたりする病気のことです。)

 というわけで、パン屋の起死回生ということで僕が何をしたかというと、パン教室を併設しました。

併設というと大げさですが、ようは朝はパンを作って午後はパン教室をやるということです。

 、、、あまりに普通すぎてすみません!!


とはいえ、格安のパン教室で、一回1000円しない上に3歳でもできる内容で準備しました。

 この考えに至ったのは
1、お店が広くて売り場に余分なスペースがある。
2、テナントで駐車場が100台以上あるのでお客さんが気軽に来れる。
3、パン屋の機材がたくさんあるので一度に10人以上の応募にも対応できる。

 つまり、子供がいつでも通えるような1000円ぐらいの価格のパン教室を、土日祝日と平日の何日か(スタッフの出勤状況による)を、用意しました。たまに夏休みなどで子供パン教室をやっている喫茶店やパン教室はありますが、個人でそういうことができるのはパン屋さんならではですね!

 その結果ですが、、、パン教室開催の1週間前から告知をしたのですが、土日は全て満席!!(定員12人)平日は学校もあるのでお母さん方のみの参加が今の所多いですが常時4人は埋まっています。

パン教室の内容ですが、パンを4つ生地玉から作って、発酵させている間にミックス粉のドーナツを作って揚げます。そのあとドーナツを食べている内にパンが発酵するので、卵塗って飾り付けして焼いて終わり!!
 たったこれだけのことなんですけど、実は前のパン屋でもこれを夏休みやっていて、リピーター率が50%以上の結果を出しています。

 さて、ここでタイトルの僕の能力が入ってきます(笑)

僕は、精神的に子供なのかもしれませんが、子供の考えていることがわかるのですぐに仲良くなれます。
小学校1年生のころから、近所の幼稚園の子供たちのお守をしていたせいか、小さい子供に対して距離感を感じることがほとんどないです。人見知りの子供もママーと甘えてる子供も、僕のパン教室に来てパンを触っている間は、「はい、今日はおかあさんは手伝ってくれないよ、自分でやろー!」「ほら、失敗してもいいから、自分でやってみよっか!」ととにかく自分でやることと、その結果おいしいパンができる達成感をきちんと知ってもらいます。

 特に今の子供たちは「失敗」に対してとにかく恥ずかしがったり、何かわからないことがあるとすぐにお母さんが「こうやるのよ、ほら、ほら」と手を出してしまって、せっかくの成長するきっかけを台無しにしてしまうので、僕はそういうのを阻止して、ちょっとでも子供たち自身に、自分で何かをつくる面白さや楽しさをみつけてもらおうと思っています。
 
 教育論を語るような知識は無いですが、子供がどこに楽しさを感じるかがわかるので、そういった意味では子供パン教室というのは僕の性格と非常にあっていて、またリーズナブルな価格で、しかも現役のパン職人が教えているということもあって、子供たちはみんな笑顔です。
 親御さんは参加しなくて子供の写真を撮ったりできてさりげなくパンの事も聞けるので、現在急速にクチコミが広がっていて、まだ6月に開催して10日間ですが今のところは好評で参加したかたが次もやりたいと言ってくれています。

 では、売り上げの方はどうかというと、、、、

一応開催日は売り上げが平日は1万円土日は2万円程伸びました。(一日2回開催してます。)
 
でも、もちろんその時間僕はお店の準備や他のことができないので、これは職人さんがもう一人入ってくれたおかげでできるところもあります。

 
 過去にABCクッキングの社員の人を雇っていたのですが、その方に僕が「パン教室やればいいじゃん」と言って、実はパン教室の準備と設備は整っていたのですが、パン教室開催に至らない理由を聞くと
「変な人が来ると怖い」ということでした。
 
 個人のパン教室がある程度値段が高いのはそれも理由の一つです。
個人では大抵4人ぐらいまでで3000円〜4000円が相場のパン教室。
でも一度変な人が来ると、自宅が知れたりする場合もあるので、知り合い経由の紹介しかできなかったりする人もいます。軌道に乗ると予約が殺到で数か月待ちみたいなところもありますが、実際インスタとか見ると本当にプロ顔負けの腕前の方もいます。
 
 そんな中、まるで習い事のように格安のパン教室ができたら子供も嬉しいかもしれません。
小さい頃に粘土や工作をやって指先を使うと、将来年収が高くなる!!?とホンマでっかTVでも言っていたので、意外と感性を磨きたいような方にも需要があると思います。

 ですが、注意が必要!

僕も以前にブログでパン教室を勧めることがありましたが、実はこれ向き不向きがあります。
 根っからのパン職人で終始黙々とパン作りをする人は向いていないです。
子供たちはパン作りをしたいというより、楽しい体験をしたいという方が多いので、終わった後に楽しい時間を過ごせたかどうかが重要になってきて、そこに美を追求した究極のスパルタパン教室は必要ないと思います。(それはそれで面白そうだけど)極端な話、パンがなぜ膨らむのかみたいな話やパンの歴史などを語られても、子供たちは「ぽか〜ん」としますので。

 とまぁ、ありがちと言えばありがちかもしれませんが、お店を営業しながらパン教室は自分の中ではなかなかハードルが高かったのですが、お客さんとの距離感を縮めるという意味でもとても効果があるなと思いました。

 保健所の関係もあるので、パン教室専用のスペースを作るのは一般的に難しいので参考にはならないかもしれませんが、それなりに効果があると思いました。

 でもね、お店を続けるかどうかは別と言ったのは、、、

ぶっちゃけ別にここでなくても田舎のパン教室で夏休みに数百人を集める効果があるのは実証ずみです。
なので、家賃や電気代などの固定費だけで年間500万以上支払っているのが本当にバカバカしいんですよ。(仮に家賃その他の固定費合わせて20万のお店でやっても200万円以上のお釣りが来ます、、、。200万を毎年ドブに捨ててると思うと、借金とっとと返せちゃうのでね。)


 というわけで、僕の中ではイベントをやってそれなりの結果を出しておきつつ、本部の数字しかみていない人たちに現実をつきつけつつ、それでもここでやっていくのは厳しいと納得してほしいんです。(売上が取れない理由が本当にわかっていないので。このスーパーの特性が実にパン屋に向いていないことまで最近浮き彫りになってきました。それはまた今度)


 というわけで、起死回生のイベントは、パン教室をお店と同時開催することでした。
パン教室だけなら保健所の許可はいらないので、(パンを販売するなら必要だけど技術を売るだけなら不要)何かのヒントになれば、と思います。
 
 それでは、パン助でした。
 
posted by pansuke at 23:17 | Comment(2) | 開業前に必要な知識