2013年11月11日

余熱を制する者は、オーブンを制す!!



 そして、オーブンを制する者は、パン屋を制す!!

ふぅ、、、やっと言いたかった事が言えた!


 そうです。パン屋にはオーブンが必要で、オーブンには余熱があります。最近の僕のブームは余熱、そうYONETUです。
僕が映画監督でパンの映画を作るなら、もうタイトルは「YONETU」がトップ候補に選ばれる位に熱いです。
とは言え、余熱なのでそんなに熱くないです。むしろパンを焼くにしては生温く、ラスクをすぐに入れるには熱すぎる、それが余熱です。

え〜、こんにちは、パン助です。

相変わらずぐだらない前置きですが、さて、今回は余熱の話。

 僕のパン屋はほとんどの材料を業者から仕入れていますが、実はこれらの材料費を抑えないと今後のパン業界は、消費者であるお客との架け橋である僕らが悲鳴を上げてしまう、そんな未来がいや末路が待っているのではないかと思うのです。

 少しでも経費を抑えたい、少しでも利益を上げたい、しかしパンを増やしたからといってお客が増えるわけでもない、材料費の分だけ値段を上げたらお客さんは離れていってしまうケースもあり、いくらおいしいパン屋でも「おいしいから買うけど、、、高いわ」なんて心の声が聞こえて来ます。材料費ばかりが値上がる毎日、チーズに卵に乳製品の数々、このままでは、本当に僕らの利益ばかりが搾取されてしまう。

 しかし、ここで今回紹介する、余熱というのは電気代でいうと、ただなのです。

つまり、業者から仕入れる高い材料のリンゴやさつまいものシロップ漬けやらを、代わりに自分でかぼちゃ、芋、梨、柿、などを買ってきて蒸したりゆでたりするだけで、業者のフィリングを材料費と人件費分まかなえるぐらい、安上がりに作れてしまうのです。

 例えば、オーブンを切った後に、さつまいもをアルミホイルに包んでオーブンに入れて置けば、1時間で焼き芋の完成です。これをつぶして、あとはホイップクリームで簡単においしいフィリングができます。皮を最初にピーラーで向いておいてもいいです。

 例えば、カボチャを種だけとってオーブンにボウルとザルで蒸す様に入れておけば、後は皮が柔らかくなるので、皮を包丁でそぎ落として、細かく刻み、今度はそれをオーブンで蒸すと、30分で柔らかいかぼちゃになります。それを麺棒でつぶして塩少々、砂糖はかぼちゃの10分の1ぐらい入れてまぜれば、かぼちゃの餡ができます。

 例えば、リンゴ、柿、梨、などなど、それらをホーロー鍋にいれてハチミツと砂糖を煮込んでおけば、シロップ漬けができます。

例えば、大根とブリと砂糖、醤油、みりん、酒、お出汁をいれておけば、ブリ大根が、、、店長何作ってるんですかって言われます。

 さつまいものシロップ漬け、りんごのシロップ漬け、フィリングで買うと2kgで1000円〜1500円ぐらいします。自分で作れば、200円でできます。お店の商品は自家製と胸を張れ、浮いた千円で八百屋に行ってまたさつまいもありますかーおいしいリンゴありますかーって聞けば、八百屋のお客さんもパン屋のお得意様になるかもしれませんぜ。

(ただし、さつまいもや栗の渋皮煮などは、かなり長時間煮込まないといけないので、余熱だけではダメな場合もあります。ブリ大根も大根が固い場合も、、、)

 しかも、一般家庭のオーブンとは違い、パン屋のオーブンは余熱時間が大きいだけあって非常に長い。
オーブンを切った後のあの無駄なスペースを有効活用すらできてしまう、しかもオーブンを切っているので電気代いらずで調理ができてしまう。

 オーブンの余熱を極めれば、パン屋を救う、そして僕がベーカリーオーブンを使った余熱調理という、ターゲット絞りまくりの本を出版すれば、印税でYONETSUの映画化も夢じゃない、そう、余熱には夢がいっぱいなんです。


 これからの季節、パンの売上もどんどんと伸びて来て、オーブンを切った後にはクロッカンやラスクを入れるところもありますが、是非、余熱調理にも注目してみてください。


 ※ただし、あまりに水分を放出する材料を使うと、オーブンの内部を傷める場合があります。なので、柔らかめの芋や果物を蒸したり、シロップ漬けにするのがオススメです。ブリ大根等の長時間煮込む料理は、圧力鍋の方がいいでしょう。
 また、翌日ウェイクアップ機能でオーブンを起動させる方は、入れっぱなしにご注意を!炭になった野菜や果物が煙臭いし、朝から気分は最悪です!そして、パン助は責任を取りません!


 あ〜そういえば、あの人なんだか心が温かかったなぁ、、、と余熱を感じさせる男に僕はなりたい、、、。


それでは、パン助でした。

 


 
posted by pansuke at 23:49 | Comment(8) | 売上アップ作戦