2013年04月26日

もし同じポジションだけをやっているなら、、、

 こんにちは、パン助です。

今日は、パンの製造のポジションについて。

 パンには大きくわけて、仕込み、成形、焼成、仕上げ、のポジションがある。
仕込みはパン生地をミキサーで練る、生地を作る仕事。
成形はその生地を分割して成形する仕事。
焼成はその成形した生地を発酵させて焼く仕事。
仕上げは焼き上がった商品を切ってクリームを挟んだり、キャラメリゼしたりなど、飾り付ける仕事。

 しかし、パン屋をやっている上で、これらのポジションに順序よくつける確率は非常に少なく、また、店によっては仕込みと成形は一人でやるところ、仕上げと焼成は一人でやるところ、など、お店の規模によってもやる範囲が狭まったり広まったりする。

 特に、成形や焼成の多くはそこの店長やチーフがやったり工場長がやったりするので、アルバイトはずっと雑用で鉄板を磨いたり、ドーナツに砂糖つけたり、型を洗ったりフライヤーの掃除、床掃除、分割機の清掃などで、生地に触らせてもらえない所もある。

 アルバイトでとりあえずパン屋をやってみたいだけなら、それでもいいかもしれない。
でも、将来パン屋をやりたいのに、ずーっと鉄板拭きと掃除だけでは技術なんてまるで身につかない。
 そういった意味でも、一体どうすれば、色んなポジションにつけるのかと言うと、、、


直接、このポジションをやりたいということです。


 僕の場合はたまたまほとんどのポジションにつけましたが、やっぱり最初に少しでも成形をかじっておけば、次に転職した時に、成形をやっていましたと言えば、パンの知識が多少あるのかな、分割や丸めの作業をすぐにやってくれるからいいな、と思われるかもしれない。
 仕込みも、少しでも自分でパンの事を調べておいて、一般的にはベーカーズパーセントや食パンに使われる配合や油脂について、副材料についての効果を知っておくだけでも、非常に効果があるのです。


 というのも、実際にパン屋になりたいと言っていながら、未経験の方が自宅でパンを理論的に勉強している人なんて皆無に等しいです。
パン教室に通っている、自宅でパンを作ってる、と言われても、採用する側は、そういう人達を実際に雇っても、未経験とほとんど変わりません。もちろん、パンが好きというのはものすごく大事なことですけどね。

  
 後は、僕は最初のウチだけでしたが、バイトでタイムカードきってから、勝手に他の仕事の手伝いをしていました。

僕も20代の最初の頃は、時給だからできるだけお金を稼ぎたい、だから仕事を時間一杯使ってやる、8時間の仕事だったら8時間ゆっくり時間を使ってやる思考でした。当時フリーターでスーパーのバイトをしていたのですが、その頃はとにかく残業して時間をかけて仕事をやる、それがお金ももらえるし、残業してまで自分は働いて偉いなぁと自分で思っているぐらいでした。
 
 しかし、前にブログで書いたかもしれませんが、とある2人の上司を見ていると、、、

一人は8時間の仕事を、4時間で終わらせて、他のメンバーとどんどん仕事を終わらせていきました。

もう一人は8時間の仕事を8時間かけてやるのですが、途中で予定が入ったり、理由をつけては残業をして早くて8時間、手間取ると10時間かけてやっています。

 最初の上司が正午に仕事が終わるのに、その人は同じ仕事を夕方5時を回ってもやっていました。
皆言ってました。「あの人本当に仕事が遅い、何やってんだろ。どうやったらあんなゆっくりできるんだろ。」と。

 しかし、その時僕は同じ仕事を8時間より少しは早く終わるものの同じ様に決められた時間内をいっぱい使ってやる思考でした。
そのため、自分がもしこのままだったら、僕はこの人みたいになるんじゃないだろうかと、非常に危機感を覚えたものです。

 もう一人の上司が非常に尊敬できたのもあるのですが、とにかくそれを機に、気持ちを切り替えました。



ただ、困った事に、それから僕が自分のお店を起業して、それと同じ様な考えの人はこれでもか、というぐらいたくさんいた事です。

 仕事を時間一杯使ってやるのは、お金を稼ぐには当たり前のことなんです。そりゃ、早く終わらせてお金も入らないんじゃどうしようもないですもんね。
 でも、その考えのままだったら、昇給も無いし、与えられた仕事以上の事を頼むと100%残業するので、仕事を速く終わらせてくれる方にどうしても頼んでしまいます。(そういう子もいます。)すると、その子はどんどん新しい事を覚えて、全体の仕事を見れる様になって、任せられる様になって、成長する速度が断然違うのです。(時給も50円高かったりする。)

 
 今回は結論を出すのに長くなりましたが、

僕が店長なら、ポジションを変えたいなら、今のポジションを全力でやって、余裕ができた時にやりたいポジションを自ら進んでやりたいと言う人を優先します。

 逆に、いつまで経っても同じ仕事をのんびりやってる人には、ずっとやっていてもらい、新しい人が積極的に覚えたいというならどんどん新しい事を覚えてもらっています。

 開業したい、将来やりたい、と何もせずにただ口で言うだけの人は僕は大嫌いなので、まずは今の仕事を誰にも負けないぐらい全力でやってほしいです。

 会社に必要とされたら、誰だって仕事をどんどん覚えてほしいと思います。


 今日、こんな事を思ったのは、、、

パンの経験が4年以上という方がいたのですが、やっていたのはずっと一つのポジションだったらしく、それ以外はほとんど覚える機会が無かったという方がいました。実際に仕事をやってもらったのですが、やはり、時間をいっぱい使って仕事をやる方でした。
 将来パン屋をやりたいというけれど、、、その前に目の前の仕事を全力でやってほしいです。


 今日も若干愚痴ブログでした。

このブログは、全力で読まないでくださいね。

 若造パン屋の戯れ言です。


それでは、パン助でした。
 
 
posted by pansuke at 21:40 | Comment(3) | パン屋のアルバイト