2018年05月22日

成形が圧倒的にうまかったパン屋さん。(パン屋の紹介)

 こんにちは、パン助です。

今日は、僕が関わったことのある人の中で、圧倒的にパンの成形が上手かった人のお店を紹介します。

 その方は僕とは正反対の性格でした。
僕が「超楽観的、なんとかなるなる、まず行動」みたいな性格とすれば、その方は真逆の考え方をしていました。
 
 僕のお店がオープンしたての時、中古の窯のスチーム機能がうまく起動せずフランスパンがうまく焼けずにいました。その時僕が思ったことは、「まぁいいや、10月位からフランスパンは売ろう」7月のオープンから3か月の間はスチームがでないオーブンのため北沢産業のスーパーオーブンを購入するまでの間は、なんちゃってフランスパンをたまに焼く程度でした。

 ところがその方は窯が強力なガスオーブンだったのですが、あまりにフランスパンがボンっと枝豆のように膨らむので思ったことは「このままじゃオーブンできない。オープンは延期する」という結論に至りました。

 そのことからもわかるように、こだわりが物凄く強く、そして妥協をしたくない、また不安要素があると前に進めない臆病な性格もあると思います。実際はトラックの運ちゃんとかと気さくに話せる、姉さん的な感じの僕より少し年上の女性の方です。

 僕はその方のあんぱんの成形を見た時に、最初、何をやったらこんなに綺麗なまるっとふっくらした艶のある成型ができるんだと驚愕しました。
 ある意味僕の成形の基準は「パンはおいしければそれでいい。」みたいなところがあり、手作り感のあるゴロッとしたジャガイモみたいなパンも愛嬌で売っちゃうのに対し、この方の成形は「パンはおいしく、そして美しくなければ意味がない」みたいな(僕が勝手に思っています)そんな工業製品にさらに職人の美意識を備えた高級な品質を生み出していました。
 
 しかし、その方のお店のコンセプトは
「小さな子供が小銭を握りしめて買いに来れるお店」(これは本人がそんなお店にしたいと言っていました。)そんな高品質なのにお手頃な価格のパンを、一人で販売から製造まで全工程作っているパン屋さんです。


 ちなみに、その方の成形の速度は僕の2倍以上です。もし成形力を戦闘力とするなら、僕がヤムチャだとするとこの方はベジータぐらいの戦闘力を持っています(笑)

その方と一緒に仕事をしていた事があるのですが、その方がいる前は午前中に窯をやって午後にパンの成形でドゥコンの6取り天板18枚分を埋めるのですが、その方は窯を焼き終わった合間に全ての成形を午前中に終わらせて冷凍庫に入れていました。

 僕が3時ぐらいまでかかる仕事を、窯と並行で進めて12時に終わらせてしまう。しかも成形は誰よりも綺麗、焼きももちろん誰よりもこだわっている。これを見た時に僕は、ああ、パン作りをするために生まれてくる人間っているんだなっと思ったぐらいです。

 ちなみに、僕は3食毎日好きなものを食べますが、その方はパンしか食べません。人生と書いてパンと読むような人です(笑)

高校のアルバイトもパン屋、そのあともホテルのベーカリーなどを10年以上、圧倒的な経験値と仕事の段取り力、もし機会があれば、寄ってみてください。現在仕込みから販売まで全て一人でやっている方は、どれだけの量を一日で作れるか参考になるかと思います。(分割丸目機などの機材は無いです。)
 

 静岡県袋井市のパン屋さん(リンク先は食べログです)
https://retty.me/area/PRE22/ARE336/SUB33603/100001312828/

 こっちはインスタ(こっちの方がパンの表情が伺えます)
https://www.instagram.com/pankoobosato/?hl=ja

 それでは、パン助でした。

(こういう紹介系のブログは、パン助のブログに載っていたということは伝えないようにお願いします。)
posted by pansuke at 16:43 | Comment(0) | 開業前に必要な知識