2019年08月01日

オレオレ詐欺をやってしまう人

 こんにちは、パン助です。

今日は、つい最近、ひょんなことから知り合いが留置所にいれられてしまった時の話をききました。
 その人は、とにかく面倒見がいい人で、やんちゃな人に好かれてしまう人。なんていうか、元暴走族とか、若い頃にやんちゃしてしまったような人たちを上手に諭すような人情深い人です。

そんな留置場にその人は1日だけ入ったのですが、中にいた人にとても好かれてしまい、いろんな話を僕にも聞かせてくれた。その中で印象的だったのが、振り込め詐欺の受け子をやっていた20代の男の子の話。

 彼はろくな教育を受けずに大人になったそうです。
高校を中退し、やることも無く、親元から離れて理由もなくブラブラする毎日。
親からも見放され、似たような環境同士の子供たちが集まって、かといって犯罪をするわけでもなく、仕事をするという意思もない。ただ教育をまともに受けてこなかった。

そういう子達は、利用されてしまうみたいです。オレオレ詐欺の組織に。

なんというか、振り込め詐欺って僕が考えていたよりも、ずっと頭のズル賢い人達がやっていると思っていました。でも実際は、頭のいい人(褒めてないです)と使い捨てとされる人で構成されているのだと知りました。

彼が受け子で捕まったのはこれで3回目だそうです。

やった理由は、お金がもらえるから。それだけです。
普通に仕事をしようにも、なにも知識が無いから仕事ができない。でもこの仕事は一回で数万円もらえるし、簡単だし、別に捕まっても留置場に入れられて毎日ごはんが食べれるし、困ることは何もないそうです。

面倒見のいい彼が「でもそうやってずっと生きていくわけにもいかないでしょ?」と言うと
受け子の彼は「一応、いつか資格取って仕事が見つかれば…」と答える。
でも彼は「本当にやる気があるならとっくにやってるでしょ?」というと
受け子の彼は「オレ、どうしたらいいっすかねぇ、ぶっちゃけ何も考えてないんすよぉ」と、本音を言ったらしい。

彼ら受け子は、自分が誰に指示をされたかを知らない。
ただ、毎回紹介してくれる人がいて、その人にお金を受け取るように命じられて、お金を渡して、自分も取り分をもらう。
何かあればいつでも使い捨てのように、あっさりと捕まって、また出てきたらまた仕事(振り込め詐欺の受け子)をあっさりと行う。

僕らがそういった犯罪を躊躇するのは、それがいけないという情報や、人に迷惑をかけてはいけないという理性や思考があるからだ。しかし、そういった思考が無いと、なぜそれがいけないかを考えない。

例えば、アイエフネットで詐欺をしてきた営業や元代表は「会社の指示」や「家族を養うため」という言い訳や理由が存在する。これは、彼らなりに自分がやってはいけないことをしたという認識がある。僕もそれがあるからこそ、彼らのその良心を責めて後悔させるように罵倒を浴びせたりした。
 しかし、もし彼らが最低限の良心すら無かったら、反省もしないで詐欺を繰り返すどうしようもない人間なら、僕が何を言っても何も変わらなかったと思う。


でもこの受け子の彼は、それ以前の問題だった。
 この受け子の彼には思考がない。感情らしきものも見えない。どうしても犯罪をやらなきゃいけない「理由が無い」のだ。おそらく、嘘をつく事に対しての罪悪感のようなものもずっと薄いのだと思う。
海外の小さな子供が生きていくために、観光客からスリを行うような「生きるため」という理由でやる方がずっと人間らしい。
犯罪をする理由がないのに、犯罪をする。僕の中でこれは全くの異質の考えだった。
そしてそんな子達を平気で利用できる、詐欺グループの組織がなかなか捕まらない理由もわかった。
(受け子なんて、どうしてもお金の無い人が仕方なくやるものだと思っていた。そういう人もあるかもしれないけど。)


 おととい、初めて九州まで行って来ました。
車で静岡〜福岡まで、トラックで休憩入れて片道12時間。仮眠4時間。
高速道路が往復約4万円、トラックレンタルが2万円、ガソリン代が4回給油して2万8000円、合計約9万円…。運送のトラックは夜間に移動するものだと思っていましたが、実際は夜12時を過ぎるとどこのサービスエリアも入り口から出口まで大型トラックがハザードランプ点けて停車していました。やっぱりみんな夜は眠りたいんですよね。

 それでは、パン助でした。
posted by pansuke at 21:45 | Comment(0) | 日記