2019年07月14日

パン屋さんを辞めたい人から、パン屋さんをやりたい人へ

 こんにちは、パン助です。

このブログのアクセス解析には、このブログにたどり着くまでの検索ワードが表示されるのですが、その中に予想に反して結構な量を占めるワードがありました。

それは「パン屋」「辞めたい」や「パン屋」「異業種」「転職」などのワードです。

2018年、僕は7年続けていたパン屋を辞めました。
そしてパン屋からパンの機材を販売する営業に転職。
その後その職も辞めてまた再度異業種で独立することを夢見て今は農園でバイトをしています。

2019年はまだ上半期を過ぎたばかりですが、その僅かな期間にも出会いがあり僕の中では大きく何かが動き始めるきっかけがありました。しかし、とまどいもありました。

パン屋の機材の買い取り、販売をする中でわかった事が、和菓子洋菓子業界の壊滅的な閉店の連続でした。

和菓子業界は営業で話を聞いてみると、震災後から一気に売上が低迷し、家族葬が増えて葬式饅頭などの需要が大幅に減り、一日の来店客数が一桁のような日もあることを聞きました。確かに個人店で人を雇っているような和菓子のお店はほとんどありません。職人の旦那さんが仕事を終えたら販売の仕事をするか、奥さんやその家族が仕事をしています。
ざっくりな数字は見ていませんが、7割が閉店に追い込まれたと聞いています。

ケーキ洋菓子業界も同じで、5割近くが閉店に追い込まれ、大手の工場が閉鎖しています。

パン業界はその中では閉店ラッシュの話はあまり耳に入りませんでした。
というのは、パン業界は閉店はしても、開業したいという人が多いというのも事実だからです。
小さいながらもお店を続けている方や、お店を開きたい方は、僕に来る相談を見ても結構いらっしゃいます。

 ただ、材料の値上がり、増税の現実を見ると、いくら席を設けない飲食店の消費税が軽減税率で8%だとしても仕入れの材料費はそうはいきません。今年に入ってから増税後の売上の低迷を避けるために、企業は増税前に値上げをしています。製パン機器メーカーのほとんどがそういう対応をしています。

 この現実から、僕は製パン機器の販売業界に居た頃は「このままだとパン屋は閉店する人が絶えないから、中古業界は機材が潤うなぁ」と非常に残忍な思考もよぎりました。

 しかし、僕自身が閉店する苦しみを知っているので、上司が足元を見て「閉店するんだから処分するのも大変だし、安く買いたたくのは当然」という、新品の機械でも買い取り価格が10分の1以下(100万円の機械を10万円以下で買い取る)などの現実を見て、なんだかいたたまれない気持ちもありました。(実際は搬入日や引き取り費用、処分費用などもあるので、もっと少ないこともあります。)

 商売は「安く仕入れて高く売る」のは当然のことなのですが、自分がやっていたパン屋で実際にお金を貯めて買った愛着のある機材を低価格の買い取り見積もりを出されるのは本当に苦しい事だと思います。
 僕自身はこのブログのおかげで、パンの機材一式を高額で買い取ってもらったりしたので、借金で苦しいながらも随分救われましたが、これからパン屋を辞める人達が機材を買い取ってもらう場合に、買い取り業者や中古厨房器具取扱い業者に頼むのはどう考えてもメリットが少ないということは僕自身が知っているので、僕はこう考えました。

 「パン業界を引退しようと思っている人」は僕に相談してください。
どんな機材があって、いくらぐらいで売りたいのか、という相談です。相談してもらえれば、僕がこのブログに紹介します。それを見てこれからパン屋を始めたい人は、メールで連絡もらえればと思います。
 
 もちろん、販売価格の何割かを僕が頂戴します。
ただ、それはただの仲介手数料ではなくて、機械の状態を見たり修理が必要なら修理会社を手配したり、メンテナンスが必要ならそれを手配できること、あるいは大型の機材を運び出すノウハウがあるので、そういった費用に当てさせてもらいます。

というのも、僕は最初中古業界やメーカーがなぜ中古機械を修理しない、拒否するのかを知りませんでした。
その業界に入りわかったことは、中古機械の修理は利益が物凄く少ないということでした。
 超大手のメーカーさんだと、出張手数料3万円、移動費、技術料1時間当たり6万円、などという所もありますが、それはそのメーカーの取引相手もまた超大手だったりするからです。
 また、40代ですら若手と言われる技術者の減った現代では、常に他の機械修理に追われていたり、中古で買い取った機械を修理して高く売ることで利益を得るため、一見さんの機械を修理するメーカーはほとんどなくなりました。
 
 パン屋をこれから始めたい人が中古で機材を買う際に、非常に多いのが、ヤフオクなどで機材を買って、壊れた機械を買い、せっかく店舗まで運んだのに機材が動かないなどのケースがあることです。
 これを防ぐために、売りたい方はパン屋を辞める前に相談してほしいのです。

僕が一番嫌なのは、故障している機械をこれからパン屋を始める人に売りつけることです。
故障している冷蔵庫を買い取り、電源をつけてみたら冷えないことが判明して、それを処分すると運ぶのに3万円程、処分するのに5万円程かかります。新品を買った方がいいものもたくさんあるのです。

ヤフオクなどではそういう事案が非常に多いです。
「動作未確認」「ノークレームノーリターン」「保証なし」壊れていようが売れたらそれでいい、という考えの人やお店は非常に多いです。売れてしまえば、低評価をつけられようが知ったこっちゃないという考えのお店も存在するのです。


 売りたい人にも、買いたい人にも配慮ができるのは、両方を実際に経験している僕の武器でもあります。


初期費用を抑えて開業することもこの先事業を継続させるためには非常に重要なことですし、パン業界を辞める人にとっては少しでも今扱っている機材を高く売って、次の新たな一歩に対する不安を払拭してほしいのです。

まとめると
1)パン屋を経営している方が、もうパン屋は潮時かと思ったら、僕に相談してください。
2)近場なら僕が直接訪問したり、まずはメールで相談したりして機材の状態を確認します。不安なら他の買い取り業者に相見積してもらっても全然構いません。
3)機材の画像や動画を撮影します。
4)開業したい方へ紹介したり、ブログを通じて販売します。 
5)購入が決まった方は、契約書に記入をし、入金(内金)をします。(入金が無いと未契約で他の方に紹介します)
6)機材を運び、納品が終わったら全額振り込んでもらいます。

おそらくこの方法が最も機材を高く売れて、最も機材を安く手に入れる方法だと思います。
僕自身はまだまだ機械の修理などはできませんが、きちんと有料で見てくれる方もいますのでそういった方の紹介はできます。

パン屋を辞めたいと思ってもすぐには考えていない方、色んなパン屋さんの事情があると思います。
辞めるタイミングも固定資産税や消費税の関係もあるので人それぞれいつがいいなどの考えもあると思います。そういったことを配慮して機械の販売ができればと思います。

 それでは、パン助でした。

 
posted by pansuke at 19:00 | Comment(0) | 開業前に必要な知識
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