2014年08月25日

これからのパン屋を考える (理想編)

 こんにちは、パン助です。

 今日は業者さん経由の話なのですが、最近都心や人口が多い地域では、パン職人だった人たちが皆独立をしてお店をだすケースが増えている、と聞きました。

 僕の地域はポンポンとチェーン店が潰れていき、全部冷凍生地のパン屋になっていくので内心(楽勝だぜクックック)と、正直油断していたのですが、個人店がポンポンとできてくることは想定していませんでした。

 しかし業者さんの話によると、パン職人になった方は10人に一人ぐらいの割合で、パン屋を開いているペースとのこと。その反面、やはり今年の乳製品や穀物の値上げと増税によるダブルパンチで、やめる店舗も増えていて、激戦区となると、客の取り合いでそれこそ何かを削ってでもアピールしていかないと生き残れないという、なんとも夢の無い現実が待っているという始末。

 つい先日もヤフオクのお得物件を紹介していましたが、あの物件はやはりその日のうちに即決で決まってしまい、僕は仕事をスタッフに任せて取りにいくこともできたのですが、新店舗の立ち会い工事が重なってしまい、せっかくのチャンスを逃してしまいました。

 (前回のヤフオクのお得物件は、70万円即決で、パン屋の機材がほとんどそろってしかも2年しか使用していない状態だったのです。その方に詳しく話を聞くと、移動販売のために設備をそろえて営業許可をとっていたのですが、店をたたむとのことで、業者に売ると30万円にもならないとのことで、まとめてヤフオクで販売するのでした。
 正直なところ、2年しか使っていないドゥコンやオーブンやミキサー、冷蔵庫、作業台、その他パンの機材、すべてそろえて70万円は破格なので、僕ならすべて単品でヤフオクにかけて、家賃を一ヶ月延ばすか、ピアノなどの重量物取り扱いの業者に預けてコツコツと転売してしまうのですが、やはりそれぞれの事情があるので背に腹は代えられないのでしょう。リースで借りたらすぐに現金が必要ですし、新品なら購入したメーカーに一時的に預かってもらう方法もあります。貸し倉庫よりもかなり安く貸してくれます。)
 
 その他にも、リサイクル業者も結構厳しいところもあるみたいで、「ウチはお金が無いから早く入金してほしい」と言われたりすると、その時点で商売がうまくいかない理由のひとつがそういう対応の仕方のせいなんじゃないかと察してしまったりします。

 リサイクル業界も参入は簡単です。僕もニート時代に転売屋でも食っていけそうだと、古物商を取ろうと警察署に行ってヤフオクのストア登録をしようと思ったのですが、ヤフオク自体が古物商をとっているので、ヤフオクで売る分には古物商は全く必要が無いとのことで取りませんでした。パン屋に特化した中古のネットショップも考えましたが、参入は簡単でも中古の保証がきかない商品の運送や商品の故障トラブルの対応まで考えると僕は向いていないと判断して、やめました。(本当はおいしい物が食べれそうにないからやめました笑)
 
 今後のパン屋のことを考えると、スタートは開業費をいかに抑えるかですが、継続を考えるとやはり原材料の仕入れをいかに安くできるか。(もちろんいいものを)
特に、バターや小麦の値上がりが今後も増え続けることを考えると、他の商品を安く仕入れ、加工しておいしいものに変えるノウハウが必要になってきます。あるいは、野菜や果物を他者よりも安く仕入れる、あるいはいっそ作ってしまうのも良いなと思いました。(もちろんパンの技術やパンの味そのものは重要ですが)

 過去に農園で働いていたときに、まわりは皆60歳を過ぎた派遣のおじいちゃんおばあちゃんばかりでした。
今は農業も跡継ぎがいないので大手が買い取って作物を育てたりしています。
 また若い人たちは就職難で、何をしたらいいかもわからない状態。
農地は年間5000円程で広い土地がいくらでも借りられます(田舎なので農地はそこら中に草ぼうぼうで転がってます。)がありあまっている状態。

 しかしこれらの問題は、実にシンプルに解決できます。
農地で野菜や果物を育てて、それを使ってパン屋で販売する。たったそれだけです。
 ネックはお金ですが、実は農業関係の補助金と、こういった生産から販売までを取り入れた改革案は、補助金にとても強く、既にある程度実績があるお店ではそこまで難しくないと思うのです。
 例えば新規アイデアの改革案の中に、子供たちの職業体験をそのまま事業にするという方法もあると思います。既に聞いたことはあると思いますが、パンの家庭教師などの、パン教室の個人レッスンから、それを塾のように集めてみんなで体験する形式です。それの子供向けは、イベント形式でよく大手が開催するのですが、これをもっと事業用に、子供がパンや農業の行程を体験することで、物がどうしてできるのかを論理的な思考で考え、食育を身につけるという意味ではとても効果があると思います。
 現に僕のパン教室は1シーズンで200人ほど来てくれますが、やはり農業もパン作りも経験している人が少ないためとても刺激的で、楽しい様子が見受けられます。

 既に僕も祖父母から受け継いだ農地はあるのですが、正直スタートは厳しいです。
なかなか踏み切れない。
というか年内にあと2店舗作らないといけない、忙しすぎる。(愚痴)


 でも僕の楽しみはそのシステムが完成することよりも、パン職人として工場内で働き詰めになることでのストレスを、畑で体を動かして発散できることにあります。
農園で働いていた時は、僕はいつも裸足でしたが、裸足で土を踏むのって本当に気持ちがいいし、太陽の下の仕事は開放感にあふれてます。毎日の農業は本当に大変ですが、うまくスタッフが交代で管理できるようになれば、楽しみになりますよね。
 海で裸足になるのと少し似ていますが、やはり土の気持ちよさは別格ですね。ひんやり気持ちいいのです。


 根底はやっぱり「楽しいかどうか」。 

今回は理想論なので、ちょっと非現実的ですが、いつかきっとできることでしょう。

 それでは、パン助でした。 
 
【開業前に必要な知識の最新記事】
posted by pansuke at 03:36 | Comment(6) | 開業前に必要な知識
この記事へのコメント
こんばんはー。
パン助さん、農業経験もあるなんてすばらしすぎる。。
これからも楽しんで、おいしいものを作ってくださいね。(^^)
Posted by lutea at 2014年08月25日 23:28
 luteaさん
こんばんはー!
 祖父母が農家なので、小さい頃はよく畑で遊んでました。野菜が高くなることも多いので、自分かどこかに頼んで育てようと考え中です。
 どうせなら楽しみたいですよね。
Posted by パン助 at 2014年08月26日 04:07
パン助さん、返信ありがとうございます☆
開業してからのランニングコストは重要ですよね(^^;
私も実家に畑ありますが、親が趣味で野菜など作ってます。
もし、夢の独立開業となったら将来的にはその畑が重要になったりするのか!?と考えさせられました。
Posted by ジャム太郎 at 2014年08月26日 07:38
こんにちは、はじめまして。
実は僕もフリーターと、半分ニートのような精神状態のまま数年をすごしていました。少しパンに関わるアルバイトをしていて、いつの間にかパン屋を作りたいという夢を持っていましたが、ニート精神と、勇気のなさから、足を踏み出せずにいました。
なんとなく検索した単語から、このブログにたどりつき、夢中で読みました。
勇気をもらえた気がします。一歩踏み出す事にしました。先がどうなるかわかりませんが、御礼を言わせてもらいます。
ありがとうございました。
Posted by パン太郎 at 2014年08月26日 19:26
 ジャム太郎さん
どんな時でも自給自足は強いですよね。
 ウチも実家で親が野菜を育てていますが、虫食いが多いから葉っぱ物は難しいと言ってました。
 コストがかからなくておいしいものができれば、それは絶対プラスになりますよー。趣味ではじめるぐらいがいいかもしれませんね。
Posted by パン助 at 2014年08月31日 00:52
 パン太郎さん
ニートって楽な反面考える時間が多いのと、調べものしたり時間が多いので頭でっかちの臆病物になりがちですよね。
 でも、ハッキリいって無職でニートなあなたには誰も注目していません笑!だから何をやっても大丈夫!!失敗するの恐れて何にもしない奴より失敗しても何かした奴の方が何倍もかっこいいし何倍も経験になる!
 幸運を祈ります!
  
Posted by パン助 at 2014年08月31日 01:01
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