2016年03月29日

子持ちの主婦が始めた、不定期営業だけど行列のできるパン屋さんの作り方

 こんにちは、パン助です。

知人の友人が去年パン屋さんを始めました。
パン屋経験は無く、独学で半年程度、ハッキリ言ってパンは普通、、、

でも、いつも営業すると行列ができて午前中で完売という事も!

 一体なぜそんなパン屋さんにできたのか、そんな謎をひも解いてみましょう!!!

「パン屋不思議発見!!!」


 どーも、ミステリーパンターのパン助です。
パンターってなんだか間抜けな響きですね。ハンターと言えば、もうすぐハンターハンターが再開ですね!
楽しみです。



 …コホン。さて、今回お邪魔するのは、パンは趣味で子供がいて忙しい中でもお店を開いたこの主婦のお店に行ってきました。お店に並ぶは不揃いのパン達。種類も10種類程度で中では忙しそうに小さなオーブンでパンを焼いています。しかし、ほとんどのパンは残りわずか、開店時間前にお客さんが並び、開店と同時に持っていってしまい、午後の閉店時間になる前にいつも完売してしまうそうです。

 しかもオープンしてからもう数ヶ月経つのに、その勢いはとどまる事を知りません。
パンを見てみると、不揃いのパン達はとても個性的でごろっとしています。
 この手作り感が売れる原因でしょうか?

 違います!

そういえば値段も100円前後からで手頃な値段。わかります、この値段設定は自分に自信があるパン屋ではできません。不安だから安くしてしまう心理、僕もありました。
 しかしこの値段が売れる原因でしょうか?
 
 違います!

では一体何がこのお店に行列を呼ぶのでしょうか??

 答えはこのお店には見つかりませんでした。

 では一体どこに??パン屋不思議発見!!?

 
 
そう、見つかったのは、そのお店を検索したときでした。WEB上にありました。
 なんとfacebookやインスタでお店のページを作ってコマメに写真を上げています。
オープン前から自らパンの画像焼きたてを上げています。
そしてそれに友達からのコメントがついています。
それを丁寧に返しています。
 すごい!美味しそう!いつオープンするの?とやりとりしながらも
お店のオープンする前から試作等を上げています。

そしてお店を開業してオープンしてからも、開店時間の前にパンの画像を上げています。
家庭用オーブンならではの小規模だから焼き時間が詰まってしまうので多少空く時間があるのか、段取りのせいかはわかりません、普段から画像をアップしなれているのかとにかくお店のパンの画像が多い!

 そして、やりとり。

正直美味しいとは言えないパンもありますが、それでも楽しみに買って来てくれた友達からは、おいしかったよ!と楽しそうなやりとり。丁寧なやりとり。

 ココだけ見てたら、凄いおいしそうなパン屋だなって思います。接客が良い感じも伝わってきます。
facebookと個人のつながりが多く匿名性が無いので、悪い口コミは流れません。

 そして個人でやっているので、おそらくですがパンの量が圧倒的に少ないため売上げは1万〜1万5000円ぐらいだと思います。つまり、個数で言うと100個前後のパンを焼いて接客しながら回しているのだと思います。

 そして、この「少量」が今回の行列の原因でした。

というのはやはり個人で未経験の方が大量にパンを焼くのはほぼ不可能です。
しかしそれが功をなしてお昼頃既に完売寸前のパン屋に来たお客さんはこう思います。
「もうパンが無いのか、凄い人気店だ、きっとおいしいに違いない。よぉし次はもっと早くお店に行こう」

こう思ったお客さんが、次回のオープン日に早く行こうとします。

 そしてこの不定期オープン。これも子供がいて忙しいのでなかなか営業を毎日できない、だから次のオープン日は○月×日です、と次回のオープン日を店頭に書いたり、facebookで告知しています。

 するとこれも功をなして、ピンポイントでお客さんが集中するので、買うならオープン前か直後に行き待つしかないと、つまり行列のできるパン屋になるのです。
 新規のお客もWEB上からはとても人気店で朝早く行かないと売り切れちゃうという心理にさせる、偶然できたとても見事な販売戦略でした。


 行列ができる仕組み、ご理解いただけたでしょうか?(ガッテン、ガッテン)


でももちろん、オープン日が不定期の場合にはそれなりにマイナス面もあります。
これはあくまで推察ですが、まず材料のロスです。
 不定期オープンで週にあるいは月に数回だと、本当に趣味の延長なので材料が余ったりする可能性はあります。
しかしドライイーストをつかったり、保存が効く材料や、必要数のみ材料を買うこともできるので、この辺りは考えてはいるでしょう。

 次に、電気契約や家賃のロスです。
今回のこの方は厨房を見る限りは動力源は無いと思ったのですが、外の電柱に配線が来ていて配電盤らしきものもあったので、エアコンや冷蔵庫あたりで使っているのかもしれません。
また、家賃もお店を開けない日にもかかってくるので、収益的にはマイナスになる可能性があります。

 ただ、お店をやっていればクチコミが広がり、やがて仕事が舞い込んでくる場合もあります。
少量のパンをカフェに卸して欲しい、この店のパンを使いたい、とオープンしてから仕事が広がるのはよくあることです。趣味の延長で利益は度外視なら大赤字でない限りは楽しみの一つとして考えればいいのかもしれません。

 
 今回のこのお店は、パン屋の雰囲気がWEBからも伝わって来て、とても人柄のいいパン屋だと思いました。
心理学の植木先生によると「ホメ言葉も悪口も第三者を介すことで3倍の影響力になる」とあります。
 自分で自分のお店を紹介するのもいいですが、お客さんとやりとりすることで、このお店人気なんだと思わせる効果があるのです。

 例えば、お客さんが「今日のパンもおいしかった!また次もパンの予約するね」とか書いてあると、それだけで美味しいんだろうなって思いますよね。facebookだと友達が書く事が多いので、やり取りを見ているだけでとても親近感が湧きそうです。見事です。

 
 僕はお店を友達に知らせずに開業したので、今回の用にこまめにやり取りをしていないのですが、こういうやり方はとても今の時代にあっていて良いと思いました。


 それでは、パン助でした。


 
 
 

    


 
posted by pansuke at 23:16 | Comment(1) | 開業前に必要な知識