2015年01月16日

接客の極意 その2

 こんにちは、パン助です。

それにしても接客の極意だなんて、なんて大層なタイトルでしょう。
つけた自分もビックリです。

 もちろん僕は六本木のホストクラブで働いていたわけでも、銀座のホステスにハマっていたわけでもないので、接客の経験はあくまで百貨店で4年ぐらい働いていただけです。あくまでパン屋さんでの理想の形ぐらいにとどめておいてください。
 接客に誰にでも満点の共通マニュアルはありません。でもそれに向けて努力することはできます!

さて、前回のつづき

 カテゴリー別に分けるといいましたが、今回のテーマで僕はどこからどこまでが接客なのかを考えていると、もしかしたらお客さんはお店の外観からすでにお店のパンを先入観で味まで想像しているのではないかと、だとすると看板のデザインからお店の照明まで全てが接客のひとつでは無いのだろうか、とか考えましたがそんなことを考えていると「パンとは」「小麦とはすなわち」「粉と人のあり方」と無限に広がりそうな気がしたので、今回も例文を出して色々な接客の仕方を見たいと思います。

さて、それではお客さんのAさんがお店に入るところから見てみましょう。
※協力してくれたパン屋さん「ベーカリー 粉と人」


 Aさんはパン屋さんを見つけたらつい入ってしまう、パン屋通い歴5年の主婦32歳です。
Aさんがパン屋さんについ入ってしまう理由は、パンが好きなのもあるのですが、
パンのいいにおいがしたり、選んで買い物するのを楽しめるパン屋さんの雰囲気が好きなのです。
 そして新しいお店ともなれば、またそこが自分の好きなパン屋さんとなれば、これからの毎日の朝ごはんが素敵なものになるに違いないというウキウキルンルンな気分にもなってしまうのも無理は無いのです。
 
 そんなAさんが今回のパン屋「粉と人」という哲学的なあるいは薬物的な店名のお店を見過ごすわけにはいきませんでした。

 Aさんはお店に入ると、トレーを持たずに店内を見渡します。
「いらっしゃいませー」と元気な声がレジの方から聞こえてきます。

「私位のパン歴になると美味しいパンは、パンの方から「買って買ってー」と訴えかけてくるの」ちょっと勘違いの入ってるAさんですが、お店の厨房の方から「ただいまメロンパン焼き上がりましたー」とフワッといい香りと表面のお砂糖がキラキラしたメロンパンが目の前に並べられると、「あ、このお店いいかも!」と良いお店の雰囲気を察知して、迷わずトレーとトングを手にするのでした。

 そしてAさんはパン屋に入ると買うと決めているパンが3つあります。
一つはメロンパン。そしてバゲット、そして卵サンド。シンプルなものにこそそのお店のこだわりが表れるのよとAさん。
卵サンドは無かったものの、Aさんは焼きたてのメロンパンに出会えてすっかりハッピールンルン気分。そしてバゲットもあったのでトレーに乗せて、後はシナモンフレンチとクリームパンを乗せてレジへ。

店員「ありがとうございます。」

店員「こちらのメロンパンは焼きたてですので別の袋に分けておきますね」

店員「バゲットはスライスいたしますか?」

Aさん「お家で切るのでそのままでいいですよ。」

店員「保存袋もつけておきますので、こちらをお使いください。」

Aさん「ありがとう」

店員「お会計870円です。」

店員「1000円お預かりします。130円のお返しです。ありがとうございました。」


お店を出ようとドアを開けると「ありがとうございましたー」と店員と厨房の職人さん達も声をそろえていました。
ドアを閉めようとして振り返ると、中の店員と目が合いました。
店員はニッコリ笑ってお辞儀してくれて、とってもいい感じのお店だなぁと思いました。
Aさんはいい感じだったのでお家に帰って早速パンを食べると、やっぱり私の勘は正しいわ!と大満足。
 レジ袋をみて「ベーカリー粉と人か〜、よぉしママ友におすすめしよう!」と次の集まりに早速持って行く事にしました。おわり


えー、ベーカリー粉と人さん、今日はありがとうございました。
 こちらでは危険な白い粉とお薬は売っていないのでご安心ください。


 僕も言葉遣いに関しては正直細かいところは苦手です。
「こちらをお使いください」も「こちらをご利用ください」「こちらをどうぞ」「ご使用ください」と色々ありますが、どれが正しいというよりかは、自分にあった言葉でいいと思っています。

 例えば丁寧な言葉遣いでも10代のアルバイトの子が「パンはこちらでございます」とか言うと、どうしても「ございます」がちょっと堅苦しいというか、パン屋らしくなく聞こえる事もあるのでシンプルに「こちらです」でいいと思ったりします。なのでその辺りの言葉遣いに関しては、不快に感じない言い回しであれば良しです。

 ちなみに僕が買い物に行った時にちょっと不快に思うのは
「ありがとうございました。またお願いします。」とお会計の後に言われることです。
この「またお願いします」が、なんでお願いされなきゃならんのだと思ってしまうのです。
それと、なにをお願いしますなのかよくわからないのもちょっとイラっとしてしまいます。(ホント神経質で気持ち悪いでしょ?)
 なので僕のお店では「またお願いします」ではなくて「またどうぞお越し下さいませ」か、あるいはそれは言わなくていいから「ありがとうございました」と言うようにしています。

 
 、、、実は上の例文の一言一言を細かく書こうと思ったのですが、長くなるので今日はこの辺で。
やっぱり接客って本当に説明が難しい。

 次回はもうちょっと細かく詰めていきましょう。

 その3へ続く

それではパン助でした。

 
 
  
posted by pansuke at 01:24 | Comment(2) | 開業前に必要な知識