2014年09月21日

工事の過程を記録するススメ

 こんにちは、パン助です。

前々回にたくさんの愚痴を吐いていましたが、やはりそんなことや、店舗展開での工事費の積み重なりで最近は自転車操業も加わり、毎日ヒイヒイ言ってます。

 よく、開業の記事を読んでいたりすると、多店舗展開すると、店舗開店時に資金がショートすることがあるというのを僕は以前から知っていたのですが、これは一店舗目と違い、二店舗、三店舗と増えていくと、自分が仕事をしながら物件を探したり材料を買ったりで、資金不足もあるのですが、自分のキャパシティを超えてしまい、うっかり振込が遅れたり、銀行の引き落としが残高不足で請求が来たり、クレジットカードが限度額に達していたりでその後に電話や催促が怒濤のように押し寄せて、それに加えやれオープン日はいつだ工事の段取りはいつだと周りから聞かれて、自分であれこれやると本当にてんやわんや状態になる、金銭的なものと、精神的なもののダブルパンチで一店舗目はできたんだから、次もその次も大丈夫、という自信があるため思わぬ落とし穴に連続ハマってしまい、てんやわんやになってしまうのです。

 そんな中、僕が知人から高額の商品を買い付けたのですが、その時に大きなお互いの会話の勘違いから、衝突が生まれました。

 その時に、相手がやっていたことで、僕は妙に説得力があり、話の段取りがスムーズに感じたので今から開業する方にオススメすることを紹介します。

 それは、「仕事に関わるその日起きたことをきちんと紙に書いておくこと。」です。

僕は仕事によってはメモしたり、しなくてもいいと思ったらしないのですが、特に相手が忙しいとき、自分が忙しい時はこの方法はものすごく効果的です。

 今回の知人とのトラブルの話をざっくり話すと、、、

「知人(60代の男性)が店をたたむので、大家から店をスケルトンにしないといけない。費用がかさみ大変だ。そこで、僕がそのお店の後をスケルトンにしなくてすぐに借りることにしました。
 僕はスケルトン工事代金がかかる分は無料でいいです、と思ったのですが、相手は居抜き物件だからと、冷蔵庫やショーケースなども買い取ってほしいと、強気の200万で来ました。

本来の僕なら速攻でお断りなのですが、今年は本当に判断力が鈍っていて、しかも相手は病気で引退するのもあり、同情心も重なり、最終的には100万で交渉成立。一応新品の機材がいくつかあったので、それを売れば、まぁ相手も借金があるのを知っていたので手間はかかるけど金額的には損は無いからまぁいいかという甘い判断。」

 このときに200万の金額と言われたときに「それだと毎月10〜20万円で分割で支払いますよ」と言ったのですが最終的に100万となったときに「それならなんとか払えます。(分割で支払うという意味での払えます、でした。)といいました。」これが、相手には「100万だったら現金一括で払えます」というふうに受け取られました。

 だから、僕が毎月20万ずつ払っていたら、毎週相手から「早く一括で支払ってください」の催促の手紙が。
僕は最初は「何を言ってるんだ、契約通り払っているのに」と2か月無視して20万ずつ支払っていたのですが
手紙が4通を超えるとさすがにイライラして、こちらもメールでガッツリ反論したのです。

 そこで、分割と一括の支払いに認識の間違いが。

僕はイライラしていたので「催促される覚えは無い!」とかなり感情的で攻撃的なメールを送ったのですが、相手の返事は実に理論的かつ、きちんと整理されていて、お互いの誤解がわかると共に、僕はその整理整頓された「手紙」に非常に興味を持ちました。

 ここで和解ができたのですが、そのときの相手の手紙にはこう書かれていました。

「私はこういったことがあった時のために、その日の仕事での会話ややりとりをメモする癖をつけております。」
 そしてその後には「○月×日 パン助さんと居抜き物件の最初の話し合い 200万で交渉」
「○月×日 金額交渉は100万に成立 
 ○月×日 店舗引き渡し 
 ○月×日 最初の入金
 ○月×日 手紙の発送
 ○月×日 手紙の発送
 ○月×日 二度目の入金」
 
もう少し細かく書かれていましたが、僕のあてにならない記憶力よりも、何倍も説得力があり、実にシンプルでわかりやすく、僕はこの仕事用の箇条書き日記に非常に効果があるのだと、店舗の工事が終わった後に気づき、非常に後悔しました。

 というのも、僕は今回はずれの工事会社に依頼したのです。

知人の紹介でつながりを持った、不動産会社に工事を依頼したのですが、以前に頼んだ工事会社とはレベルが段違いに低いのでした。特にその原因の一つが、不動産会社でリフォームもやっている会社なのですが、店舗改装経験が圧倒的に少なく、個人店のラーメン屋や小さな飲食店しか無かったそうです。

 また、段取りが非常に悪く、結局2週間で終わるはずの工事に2か月近くかかり、僕の段取りもパンの設備機械の会社にも迷惑をかけてしまい、本当に不満が残るできばえでした。

 (本当に今年は運が、、、以下略)

しかも、工事代金も長引いたのに高いのでイライラが募るばかり、しかしお互い忙しいので、僕があれこれ言っても僕も「それでいいです」と妥協したにせよ許可をしたので「本当はこうしてほしかった」というのもおかしな話ですし、やはり自分の発言には責任を持ちたいのもあるのです。
 でも、記憶も忙しくなると本当に曖昧になり、そのときに、この知人とのやりとりがあったときに

この工事会社は結局最後まで工事の日程すら何度言っても出してくれなかったので、僕が相手に「工事の日程は今回こんな感じでしたが、、、」と「○月×日 電気工事 壁紙 天井、蛍光灯設置 」などと一言でもメモにしておけば、記憶の整理ができ、相手との水掛け論も防げ、さらに相手も物事の理解を深めることができ、自分の判断ミスも防げたのではないかと、悔しい反面、非常に経験に連なる出来事だったと思います。

 ただ、僕はこの工事会社には二度と頼みませんが、もしこれからお店を開く人は、本当に小さなことでも記録に取っておけば、それは相手にとっても自分にとっても良い判断材料になり、あるいは相手の話の真偽を見抜いたり、自分の記憶の照合にも役立つことで、段取りがスムーズに進むのではないかと思います。

 ちなみに、僕が頼んだ最初のすばらしい工事会社は、そもそも相手が現場経験のある専務さんなんですよね。(最初のお店の大家さんが、昔は建設会社の結構偉い人だったらしく、そこの工事会社の社長さんに頼んで「しっかりやってくれよ」と言ってくれたらしく、それで僕のところにわざわざ専務さんが来てくれました。)だから、現場のメンバーにも信頼があり、作業工程表も僕が聞くとその場ですらすらとかき上げしまう程の圧倒的な段取り力を見せつけられました。それが最初だっただけに、この不動産会社の工事が本当に素人に毛の生えた物になってしまったのは、本当に残念でした。(工事する大工さんはきちんと仕事をしてくれますが、指揮する人が現場経験が無いため、僕が何を聞いても「できる、できない」じゃなくて「うーん、それは難しいですねー」「それは、、」「すぐには、、、」と言うような感じでした。)


 パン屋を開きたい人がお店にかける思いって、金額の問題じゃないんですよね。
でも、現実は金額もこれからの未来も願いも込めた、ちっぽけなパン屋でも本当に思いがこもったものだから、こういういい加減な仕事をする人には本当にお金を払うことがもったいない。

 きっとパン職人ならわかると思いますが、僕は自分が納得いかないパンをお客さんが厨房の中においてあるのをみて、どうしても欲しいと言われたら、お金なんていらないし本当は売りたくないから失敗だから渡したくないですが、どうしてもというなら持っていってください、って言います。それぐらい、いい加減な仕事にお金をとりたくないからこそ、僕は払いたくもないんです。(実際は僕も無料だと何かあったときに責任が取れないので、10円ぐらいで売ったりします。お金をもらうことで責任が発生すると思うのと、お客さんも一銭も払わずにもらうよりも払った方が気持ちがいいのだそうです。)

 パン屋を開くって人生かけてるんですよね。命かけてるんですよ!!

でも、伝わらない人にはやっぱり伝わらないんだよなぁ、、、。だからこういう仕事をするわけで。


あ、全然関係ないですが、今回一つ一つの文章の読点多すぎ文章が長過ぎですね汗
思ったことを一気に吐き出してる感がでてて本当に余裕がないんだなぁと実感します。


 以上、パン助でした。
posted by pansuke at 03:42 | Comment(0) | 開業前に必要な知識