2014年02月26日

初期投資が大きい方が成功するだろうという風潮

 こんにちは、パン助です。

パン屋を開業するには、巨額のお金が必要、、、だと思われます。実際に融資や助成金を受けるにしても、最低限の自己資金というのは必要で、単純に言うと、自己資金が300万〜400万あれば融資はその倍の600万〜700万ぐらいは受けられます。合わせて1000万のお金が手元に入ったとして、皆さんならどこにどれだけお金を使っていくのでしょうか?

 逆に、大金持ちの資産家が、あなたの情熱に3000万の融資をしようと言われました。
あなたはどれだけのパン屋を作ろうとするでしょうか?

 
 
 世の中は、金は天下の回りもの、宵越しの金は持たぬ、と言って粋な言い回しでドーンと使えばまた入ってくるような事を良く言われますよね。確かに、お金を使えば、仮に僕が1050万円手元にあって使わないで持っておくのと、1000万円使ってしまうのとでは、国からすればそこから5%の消費税を搾取できるので、国はそれだけで50万円も利益がでますよね。(利益というのはちょっと違うかもしれないけど)またその1000万を使った僕のお店がパンを年間2000万売ると、そこからまた消費税を100万近く持って行きます。(実際には仕入れと相殺されますが)
 また、株やFX、ギャンブル業界も新規参入者が増えれば増える程、業界はにぎわい、大金を手にする人も増えるので、クレジットカードやアフィリエイトなどに広告を広めて、とにかく獲物を増やす…じゃなかった、新規参入者を増やそうとしますよね。

 そうです、世の中はこぞって他人にお金を使わせよう、使えばお金は入ってくる、使わないからダメなんだよ、と煽ってきます。またそうすることで、どこかに利益が発生する様にできています。同じ所にとどまっているのを良しとしないようにします。


また、僕が仮に(悪徳)開業支援業者の社員で、開業をしたい人に融資の話をもちかけたり、オーブンやミキサー、店舗物件の紹介まで担当をするなら、間違いなく相手の予算の上限を一杯に使わせようとします。マージンをたっぷりとって、自分たちの生活を潤すためです。

「中古なんて縁起が悪く無いですか?万が一開店時に故障が発生したらどうするんですか?」
「やっぱり新築はいいですね。木の香りが素晴らしい!」
「ここにお金をしっかりかけないと、失敗してからでは遅いんですよ!?」
「オープン告知の広告費に100万は必要でしょうね。やっぱり最初が肝心ですから!」
「こちらの業者のものがオススメです。大変人気があります!」
「お金は生き物ですから、使わないと死んでしまいますよ!?」
 

彼らも生活がかかっているので、やっぱり売る事、使わせることに必死です。  
 

 さて、最初の問題に戻りますが、初期投資についてです。

限りなくそこにお金なんてかけなくていいと思いませんか?
 既に実績があり成功するという確信があるなら、もちろんいくらでも使ってくれて構わないのですが、本当に妥協できないオーブンやらミキサーやら、生活の時間を確保するためにドゥコンやらはもちろんちゃんとした物があるに越した事は無いですが、まずは必要最低限の設備で、外装や内装に大きなお金をかける必要は無いと思います。

 どんな店だって10年やっていれば買い替える物も出てきます。最初は安い物で済ませて、本当に必要な物はやっていくウチに変えて行くのもお店作りだと思うんですよね。


 とはいえ、僕も3000万好きに使っていいから、と言われたら

「どうせなら店舗付き住宅にして、お店の柱や床は大理石で、、、(ゴクリ)」とおそらく使えるだけ使ってしまうので、お金の力って恐ろしいなって思います。


 あ、融資って借金ですよ。借金っていうと響きが悪いですからね、融資って言うとなんかかっこいいですけどね。

お金ってあると使いたくなっちゃうから不思議です。
僕も後1000万あればもう2店舗はいけるな、、とか考えちゃうので気をつけないと。


 ちなみに、オープンの広告費ですが、チケット会社にデザインしてもらって500枚の印刷でも、15000円ぐらいしかかかりません。
手作りならもっとコストも下げられますよ。
 


 それでは、パン助でした。 

posted by pansuke at 02:22 | Comment(4) | 開業前に必要な知識