2014年01月27日

通販業界の仕事から学ぶパンの仕事

 こんにちは、パン助です。

主婦が開業する回のブログで以下の記載があったので、過去の通販業界についてのお話です。

★★過去のコメント★★

「通販ショップで短期間働いていましたが、楽天などの出店はオススメできません。
広告料金がとても高く、また、常にメルマガ発行やイベントから、お客さんのクレーム、ホームページがわかりにくいとそれだけで説明、案内も必要で、とても時間とお金がかかるのです。」

上記の記載に興味があります。 暇な時間ができたらまた解説してくださいね。
現在私は、ネットショップをどのような形式でオープンするのかを検討中です。(食品ではありません) 記事を楽しみにしています。

★★以上、過去のコメント欄より★

 
 僕も過去に、楽天の通販ショップ(スイーツ部門)で短期間働いていたことがありました。
短期間と言っても、派遣ではなくて、単純に辛くて向いていないからと辞めたんですけどね。
 
 土日休みで、福利厚生もしっかりしていて、残業代もでる、パソコンを覚えたばかりにWEBの仕事。
(面接は調子のいい事を言うので受かった。)

仕事内容は、ホームページのバナー広告を作ったり、メルマガの文章やホームページの商品紹介ページを作ったりする仕事。

それ以外にも、商品の梱包から材料の箱詰め、加工、電話応対、ラッピングの提案、伝票処理、お客さんの住所チェックなどが大量にありました。朝8時から夜の12時ぐらいまで毎日働いていたのですが、僕が圧倒的に向いていないと思った事がこの仕事で浮き彫りになりました。(本来ならWEBの仕事だけやればいいのですが、デザインや文章などを作るのが遅かったため、他の仕事に回された。)

 こういった多くのことを同時に体験できる仕事は、当時は自分の無力さを痛感する苦痛でしか無かったのですが、おかげで自分の得意不得意が鮮明になるという良い経験になりました。一度は色んな仕事やってみるのもいいです。

 なかでも僕が圧倒的に向いていなかったのは、向き合った机で仕事をすることでした(笑)
そして、文章やデザインを考える時は、とにかく集中したいのですが、10分〜20分ぐらいに一度かかってくる電話を出ないといけないので、それで一気に集中力が途切れてしまい、電話応対受付が終わる夕方7時ぐらいまで仕事はほとんど進まない。
 効率が悪いなと思いつつも、他の人はそれがこなせていたので、何も言えず、ただただ「どうしてできないんだろう、、、。」と、自分の仕事のできなさを見つめるばかり。
 
 向き合った机というのは、学校でお弁当を食べる時の班みたいな感じですよね。パソコンのディスプレイの横に相手の顔が視界に入って来るんです。ちょっと一息、とイスにもたれて身体を机から離せば、隣の人のパソコン画面も目に入ります。バリバリ仕事してる人のキーボードがカチャカチャカチャカチャ、音楽も無く、もう全く集中できません。学校の教室ですら僕は全く勉強なんてやる気がないので、「向かい合って班になってるのに、なんでこの人達別々の仕事してるんだ」と、おかしくなってしまうのですが、しかし課題があるためこなさないといけない、周りの情報を遮断する事が必要だ、と思っていると今度は電話がかかってきて、その電話は新人なんだから一番に出ないといけない。しかも通販で購入や説明がわからない人は、大体パソコンもそんなに詳しくなかったりする年代なので、僕も電話応対などが苦手で声がハキハキしていないので、なおさら「え?」「はい?」みたいなやり取りが多くて、とにかく、疲れた。
 
 でも、班みたいな机の並び方は、例えば向き合っている机と机の間に電話を置けば、電話ひとつで二人が取れるようになっているし、パソコンの配線がまとまっているので、ゴチャゴチャしにくく場所もとらない、、朝の挨拶や会議なんかも同じ体制でできるので、メリットはあるんです。
 ただ、僕は身体を動かす料理やパンの製造の仕事は、人がたくさんいても気にならないのですが、デザインや集中力、頭を使う仕事の場合はひとりで黙々とやりたいので、とにかく向いていないと判断しました。
 
 それから、事務処理。
人を雇う程だからとにかく注文が多く、毎日数百件の住所や郵便番号の間違いが無いか、地名が合併などで変わって古い住所の場合は届かないので、そういったのをパソコンで打ち直し、お客さんの備考欄なども読んで対応。

 メルマガ発行。
文章を考えるにしても、スピードとわかりやすさ、ターゲットに対しての文章を書くので、このブログの様に好き勝手書いて言い訳でもなく、大変。

 バナー制作。
デザインがそもそも苦手。(ならなぜやったのか)色一つ決めるにも時間がかかり、周りも、まだやってないの?なにそれ買いたくならない。これもスピードとわかりやすさがとにかく重要。

 商品ページ制作。
文章作成、画像加工、ターゲットに対するスイーツ系なので、可愛さみたいなのを考えるのは、僕には無理でした。

 ラッピング
ラッピングは商品を梱包する人がするのですが、それを皆で考えたりします。凝ると時間がかかるので、シンプルで早くて、いい感じのやつにします。

 梱包
商品を詰めて、伝票数十枚から数百枚を、封筒や箱に貼付けて、出荷です。

 広告については、楽天はトップページやイベントページに自分のお店の広告をだすのに、○月×日正午、バレンタインデーの広告を販売します。
みたいな告知があり、買うんですよね。トップの大きな広告は、とにかくクリック数が半端ないので、その広告は大体1秒で売り切れるので時報で秒読みしながら全員で、どこどこの部門の広告を担当と言って、購入する流れとクリックする場所を確認して、12時直後に買い付けるんです。
 バナーひとつに数十万しますが、とにかくお客さんの目につかないと売れないという、過酷な争いがあります。

 その会社は、商品自体は他社に頼んで、とにかく販売することに特化していました。
また、企画力に富んでいて、企画を考えるのは社長以外にも楽天出身のコンサルタントがいたので、その部分は関わらなかったですが、1日の終わりに、日報をつけないといけないので、そこで思った事を書いて置くと、それを共有して、アドバイスをもらったりしていました。

 
 通販業界に置いて、僕が大事だと思ったのは、とにかく商品を右から左に流す仕事では無いという事。
これを考えているだけの人は結構多く、安く商品が仕入れられるからと、ただの転売目的とか、農家の人が楽天に出店すると、まぁ、すぐに止めます。利益を出せないか、全く売れないからです。要するに、作った商品をいつものお店に並べる商品と同じ様にして出すだけだからです。

仕入れた商品をアレンジしたり、詰め合わせたり、季節のイベント毎に合わせて華やかにしたり、飾り付けでとにかく良く見せて、付加価値をつけて売らなければなりません。とても農業の仕事ばかりして来た人が、簡単にできる事では無いのです。

 情報を察知して色々仕掛けたり、ライバル業者の商品ページやメルマガを読んで勉強したり、これもパンと同じ様に、ただ小麦粉をこねてパンを作って焼いただけでは、お店として生き残っていけません。
 
 
 しかし、これらは、一度は経験してみないと、結局自分が向いているかどうかはわからない所もあるので、色々やってみて、そこから学ぶのがいいのかもしれませんね。向いていない仕事を続けるのは、やっぱり辛いと思うのです。
 

 ハッ!?これは恋愛も一緒か?自分のタイプばかり求めてるばかりじゃなく、自分にどういう人が会っているのか考えるべき??

 
厳しいのは、通販業界やパン業界だけでは無いようです。


 それでは、パン助でした。
 
 
posted by pansuke at 09:54 | Comment(2) | 開業前に必要な知識