2013年04月04日

仕事で教えてもらうことが当たり前になってしまうと、、、

 こんにちは、パン助です。

スタッフには1年以上続いているスタッフが2人いるのですが、この二人は仕事はきちんと(?)やるのですが、そこまでパンを食べません。
パンを食べないから、パン生地にもそんなに興味がありません。
 だから、試作を作ってもほとんど食べる事はありません。(一応お店のパンは買って帰ったりしますが、毎日の味の違いまでは気にしない)

それでも仕事はきちんとやるから、、、と普通に毎日仕事をしてもらっています。(この場合のきちんとは、無断欠勤したり、さぼったり勤務態度が悪く無いという事です。)
 でも、僕はもう1年も経つから放っておいても自然と気付くだろうと思っていたのですが、実際は全然そうではありませんでした。

一人は焼成を担当しているのですが、朝は最初に生地をいくつか分割してから成形して、焼成のポジションに着くのですが、いつまで経っても生地が発酵する時間に合わせて作業を進めようとしません。
 最初は仕事が遅いだけだから、仕方が無いと思っていたのですが、とにかく自分からそういう行動に出ないのです。

例えば朝、注文等が多くて作業が多ければ、焼成に入る時間が遅れます。そうしたら、ホイロの温度を調整するなり、電源を切るなりして、発酵を遅らせないと、仕事の速度が常にマイペースなため絶対に間に合わないとわかります。(普通なら急いでやったり朝早めに来たりするのですが、毎回いつも通りなのです。)
 それなのに、いつまで経っても生地を見ないのです。

生地を見ないで自分の朝の作業だけを優先するから、結局過発酵気味のパンに。何度も言ってるんだけど、やっぱりそれがどういう事がわかってない。
 結局、パンがある程度の形でやけたらそれでよいと思っているのかな、と最近は感じてしまいました。
味の違いに気付けないから、味の抜けたパンを平気で焼いてしまうのです。(しかしそれを商品として出してしまうのは自分。それでも一応売れはしますが、忙しさに負けて出してしまう日もありますが、それじゃやっぱりお客さんを馬鹿にしてる。)

 もう一人のスタッフは、翌日の生地の仕込みを午後にやるのですが、菓子パン生地にレーズンやらオレンジピールやらを混ぜるのに、生地がこね上がったらすぐに混ぜる様に言っているのですが、ミキサーを止めたらその間に洗い物やレジの点検等をする始末。確かに仕事を平行していかないと終わりませんが、せめて僕に何か一言言えば、(言われなくても)僕が出来る時はやるのですが、あまりに予約が多いと成形が忙しく仕込みまで手が回らない時でも、放置して他の仕事をやる、そういう事が多々あります。

 その間にも生地はどんどん発酵するし、乾燥もするのに、、、なんだか何度も言っても放置が多く(お客さんがいる場合は仕方が無いにしてもそうではない時も)と最近は呆れてしまいました。

 つまり、生地を大事にしないんです。

というか、言っても大事にするの意味がピンと来ないんです。

 極端な話、パンを食べても、それが何のパンかはわかるけど、味の違いがあると気付けないんです。

だから、こんなバイトしか経験の無い僕がお店を開いたのを見て、僕が「バイトからでも飲食店で食っていけるよ〜」と言うと
 真顔で「確かに、不況というけど、俺も困ったら飲食店開けば大丈夫ですね。」と。まさか、本気で自信満々に言われると、ちょっと困りました。


 なんだか最近人の悪い所しか見えていないのでしょうか。


でも、また今度入ったスタッフは30代後半の製造経験者のおば、、、姉様。

 パンが大好きで仕事を覚えたくて入って来たので何を言っても「はい、ありがとうございます。」
疑問があれば「どうしてこうなるんですか?」と本当にもう平成生まれスタッフにウンザリ気味の僕は思わずこの当たり前の応答に嬉しくなってしまいました。

 そうなんですよ。僕も10代の頃からアルバイトするにせよ、教えてもらったら当たり前に「わかりました、ありがとうございます。」って言っていたので、なんだか違和感を覚えたまま仕事をしていましたが、その原因がこれでした。
 今まで見て来た中で20代までのスタッフはほぼ99%が、何を言っても、教えても「、、、はい」「、、、わかりました」「それ私がやるんですか?」「できません」「わかりません」「へぇ」「、、、(無言)」「、、、(顔うんうんとうなずくだけ)」しか言わなかったんです。本当に。

 これだったんです。教えてもらうのが当たり前、わからないことはWEBで検索、Yahoo!知恵袋で解決、みたいな生活では、そりゃお礼なんて言わないですよね。その結果が、こうだったんです。


中学で義務教育は終わったんだよ〜!高校はお金を払って教えてもらってるんだぜ??と叫びたい、ああ叫びたい。


 それで、僕もそんな当たり前の返事すらできないだけで、イライラしてしまい、自分の職場の事だから教えないといけないのですが、教えようにも会話が成立しないんです。顔でうんうんって頷かれても、話を本当に理解しているかどうかなんて、やらせてみればわかります。全然理解してないです。(涙)

 僕はそれでも10代20代の頃は、朝の朝礼とか一言スピーチとか、声出しとかなんて、ハッキリ言って時間の無駄と思っていました。
でも、そういう事が無いと余計に今の人達は仲良し同士以外のお友達としか会話をしなくなって、きっかけが無くなって、結局どこへ行っても恥ずかしい人材へと育ってしまうのではないかと、まるで自分がきちんと育って来たみたいないい方ですが思ってしまうのです。

(実際には僕も相当だらしないですし、人の事を言えない程課題もたくさんあります。ただ、自覚はあります。)

そういう意味で、安定に対して求める事が、僕の中で大きく変わりつつありました。

 僕もコミュニケーション能力が極めて低い人間なので、もっとこっち方面も勉強しなければいけないと思いました。

 何かいい方法無いですかね?



もうパンの事だけ考えて心を閉ざしてしまおうか!!(できませんよそんなことは)


 それでは、パン助でした。

  
 
posted by pansuke at 00:50 | Comment(6) | パン屋の悩み