2013年01月16日

パンの経験2年で本当に開業できるのか?

 こんにちは、パン助です。

今日は、自分自身を振り返ってみて、自分なりの結論がでました。
 2年でパン屋を開業できるのか?結論としてはできますが、僕はオススメしません!

当初26歳の僕は、パン屋のアルバイトをするまでニート、フリーターとありますが、怠けてる時はそれはそれはもう絵に書いたニートというぐらいニートでした。フリーターで一人暮らしをやめて実家に帰り、だらだらと過ごし、失業保険を受給しながら毎日起きたらマリオカート、食べて寝て起きたらマリオカート、毎日10時間はやってました。そんな生活だけでも1年半です。その時も今みたいにニートの日常みたいなブログを書いてました(笑)、僕は30歳になるまでに、何か自分なりのお店なり手に職なりが欲しかったのです。 

 なぜかよくわかりませんが、僕は結婚して家庭が欲しかったのです。子供が好きで、奥さんと子供欲しいなぁと思ってました。でもね、フリーターとかニートじゃ結婚はできない、お金も無い、もう完全にダメな人でした。しかも自覚してないですから。いや、なんとかなるし、って全然へっちゃらに生きてました。楽観的だったんです。

 じつはパン屋の前に保育士も考えましたが、保育士になるには最低でも大学卒業して試験を受けるか、専門の短大に行くかしないと行けないということがわかり、しかも保育士給料安いみたいで(パン屋も安いぞ〜)、しかも30間近で年下の先輩にあれこれ言われて、耐えられるかな、あ、でも若い保母さんにあれこれ言われるのは、、、いや、ダメだそんなんじゃダメだ!、と誘惑も振り切りこれまた断念、いっそ中国でも行って安い物価で遊ぶか〜と思ったら翌月には中国に行って2週間で5キロ太って帰って来たり、もう、超がつくダメ人間でした。

 でも、そうも言いながらもある時気になる同年代の女性に、「パン助って口だけ」的なことを言われて、ニコニコヘラヘラしながらも、僕の中で結構大きな音でスイッチが入りました。そうです、僕は負けず嫌いだったのです。(笑)そこで当時25歳だった僕は、30歳になるまでに自分なりに堂々と自分の城を築くことを決意したのであります。

 そして、その「何か」を具体化すると、僕が今まで本当にただ「夢」をみていただけと気付きました。
前にも書いたかもしれませんが、僕は別に街のコロッケ屋でも牛丼屋でも、ケーキ屋でもなんでもよかったんです。ただ、毎日食べるとしたら、パンかなって。ケーキは甘ったるいしコロッケは飽きるなって。そして、パン屋に面接し、ポジティブさを買われて未経験でも採用されました。(当時はリストラや不況で、ネガティブな前の会社の愚痴やら悪口を言う人がしょっちゅう面接に応募に来たそうです。僕はそんな中、「食べるの好きなんです!おいしいものが作りたいんです!!」と言っていました。)しかしやってみたら、それはそれはもう、覚える事がいっぱいでやることもお金も必要な仕事だとわかってしまい、でももう「夢」は見てられない!ととにかくこれでもかって言うぐらい仕事ばっかりやってました。

 さて、ここで突然本題です。2年で本当にパン屋はできるのか、ということですが、おそらく僕が10代で2年間パン屋をやっても、すぐにはできていなかったと思います。僕は元フリーターですが、この間のブログの記事に20種類ぐらいの職種をアルバイトでやったとありましたが、実際に色々やってます。また僕はフリーターでも負けず嫌いな所とがあるので、仕事は結構真面目で同世代に負けたく無いという気持ちで頑張ります。また、このようにブログや日記を書く癖もあるので、自分が毎日やったことを覚えておくのが好きです。ゲームと同じで経験を積めば自分のレベルが上がると本気で思っています。
 
 すると、細かい事から言うとアルバイトの経験で、高校生の16の時からボーリング場、ラーメン屋、中華料理屋、PCオペーレータ、引っ越し、配送、包装、梱包、工事現場、お中元の受付、百貨店のカードの受付、ポーター、物産展の案内係、ピッキング、検品、工場内作業、倉庫内作業、WEBデザイン、農業、農園の案内係、スーツ売り場の店員、スーパーの品出し、売り子、POP係、パン屋、飲食店の厨房、ホール、とにかく色々やってます。履歴書の趣味の欄に転職と書こうか迷ったぐらいの、それはそれは色んなパンをかじったように、中途半端にノウハウがあるのです。でも僕はそれは自分に取って商売のバランス感覚を鍛えるにはすごく良かったことだと思っています。
 上記の仕事は最低限の仕事の流れが決まっていて、やることがハッキリしていました。つまりそれは商売がそのシステムで成り立っているという事。ある程度完成されたものを幾つも見ていると、自分のやっている仕事が効率的か非効率かがよくわかります。また仕事を人から教わる時もわからない事があっても変なプライドに邪魔されず年下にも「それ教えてちょ」って言えます。その業界では「こうあるべき」と決まっているものでも、他業界からみれば「こういう方法もある」と縛られずに考える事ができます。だから、僕は僕なりに、よく他人が描く「○○には××が絶対必要」という概念というか固定観念があまり無く、「パン屋をやるには経験が10年は必要」と言われても、そんなことは無いんじゃないのか、方法はいくらでもあるんじゃないかと思っていたのです。
  
 とはいえ、こんなブログを書くぐらいだから、将来パン屋をやりたい人に、今更色んなアルバイトをしろとは言いません。もちろん僕がパンを作る代わりにやってきたアルバイトの時間をそのままパンにつぎ込んでおけば、また違ったパン屋ができていたと思います。僕は今、パン屋をやってパン業界に入ったアルバイトを含めて約4年程経ちますが、やっぱりパンって奥が深い。もちろん自分が経営をして学べる事もたくさんありますが、また本当に色々人から教わりたいと思う事は山ほどあります。でもそれをやるほどの時間は無いですし、自分の事で手一杯、すると、パンの知識はいつの間にか、ネットやら本を読んだ事でしか学べる機会が無くなってくる。

 2年はパン屋をやるには短い!と思うのです。

細かくこの部分を言うと、僕は最初のパン屋で成形と焼成を学び、次のパン屋でクロワッサンと成形を学び、次のパン屋で仕込みと成形を学び、最後のパン屋で仕込みと成形と焼成を学びました。これだけでも100種類以上のパンの成形や20種類ぐらいのパン生地の作り方なんかは学べます。しかし、そのとき疑問に思わなくても、あとから疑問に思う事がたくさんあります。また、きちんと社員になっていれば、粉からパンについて学べたり、科学的にもパンを学べたりしますが、僕はパンの知識なんて、イーストがなんでパンをふくらませるかなんて、そんな事はパン屋では全く習っていません。パンの本を買わないと学べないこと、知っていたらもっとわかったことというのも今でもパンの本を読みながら勉強はしていますが、やはり経営をしているとパンの製造から販売、従業員の教育から保険の手続きまで全てやらないといけないので、勉強する時間なんて本当にどんどん無くなっていきます。

 しかし、もちろんお店を開業したことに後悔はしていません。本当にまた勉強が本格的にしたくなったら、僕は今のお店をサッと一時閉店して、またパン屋さんで働く事もあると思います。それぐらいに、パンは奥が深くて面白いのです。おいしいのです。自分一人ではたどり着けないものがたくさんあると思うのです。


 さあ、僕はもう先日30歳を迎えてしまったので、次は35歳、40歳までにやるべきことを考えてあります。
30になったら、人生の大半の事はわかっていて、その後の人生は惰性だと思っていました20代の頃は。
 でも、これからの事を考えると僕はまだまだ全然パンも世の中も何にもしらなくて、ワクワクする事いっぱいあるんじゃないかって、楽しみでしょうがないんです。

 
 もう、タイトルと中身全然合ってないですが、2年で開業できるかって?できますよ!開業はドキドキしますよ、だって命がけ!
あ、でも命かけて死にそうになったら死ぬ前にこのブログにコメントください。きっと解決できますよ!皆が見てるから!

 さーて、20代で開業した僕は、これからの若くして開業するパン屋さん達と共に困って悩んで解決しておいしくて安全で楽しいパン屋さんにと導いていかなきゃならんのです。さ、頑張りましょー!!

 
 やけにテンション高いけど、呑んでないですって。

それでは、パン助でした。

  

  

 
posted by pansuke at 23:32 | Comment(6) | 開業前に必要な知識