2013年01月09日

パン屋の求人 製造 販売

 こんにちは、パン助です。

今日は求人について。このブログでよく検索されるのは、個人店のパン屋の求人についてなのですが、実際に個人店でパン屋の求人を出している所、いない所があります。

 しかし、パン屋で求人を出すと、すぐ辞める人もいるので(予想外に忙しかったなどの理由でついていけないケースが多い)僕も最初の頃は求人をよく出していましたが、最近は足りないなら足りないでまぁ、そこまで忙しい時期ではないのでいいかな、と人材不足よりも従業員の時給をあげて頑張ってもらってます。(でも、忙しくなってから募集してもやっぱり教えるのも時間がいるので大変になる。)
 
 また、パン屋は人気の職業ということで、求人を出せば低賃金でも応募はきます。その反面、低賃金なのにもの凄く忙しいので、辞めてしまう人も多いのです。
 どのぐらい忙しいのかというと、僕はアルバイトでフリーター時代に日雇いの派遣バイトからラーメン屋、引っ越し、印刷工場、スーパー、売り子、検品や中華料理屋、和食レストランなど細かいの合わせると20種類の場所で働いていましたが、その中でもダントツに忙しいです。 チェーン店のすかいらーく系列の厨房でも働いていましたが、ここはマニュアルがきちんとしてあるので、忙しくても段取りさえわかって、さっさと動けば通用します。引っ越しなんかのバイトも疲れると思われますが、トラックの移動時間に数時間休めて給料が良かったりするので、さほどきつくは無いのです。しかし、パンは重たい仕事細かい仕事、ほんとに盛りだくさんなので、とにかく覚える事もたくさんで身体も頭も使うと思います。また、パンの一番の大変なのは、パン生地は待ってくれないということです。

 生地を仕込んでから発酵させてる間に次の生地を仕込む、その間に分割、成形をして、発酵して焼成、とパン生地はある程度間はあるものの、生地を仕込んだ時点から既に最終の焼き上がり時間まで流れができるため、その通りに動かないとおいしいパンは焼けない。なおかつパンはこね上げ温度により発酵時間が変化して、まだお客さんがそこまで多く無いお店なら良いが、忙しいお店は常に時間に追われています。
 また、販売は幸せな香りに包まれてパンを売るだけの仕事と思われますが、20個30個のパンを持ったお客さんが並んだのを想像してみてください。これも実は迅速さが必要で、仮にパンを一個詰めるのに僕が1秒から2秒で詰めますが、僕が働いていたお店にはマイペースな子もいて、なんと3秒から5秒かかります。パン20個買うお客さんがいると、お金を受け取るのも含めておよそ1分以上の差がでます。僕が見ていただけで、その子のレジが余りにも遅いというクレームが3件、お客さんが我慢できずに自分で詰めて怒って帰ったのは10回以上も見ています。慣れているお客さんはその子のレジには絶対に並ばないという現象さえありました。

 接客、製造ともに、スピードが最低限必要で、とにかくさっさと動いて仕事を終わらせていかないと、終わらないのです。
さらに整理整頓をしてやらないと面台がすぐにごちゃごちゃになるのです。やる事がたくさんあるのにスペースがそんなに無いので、次の作業の前にまずきちんと片付けをしないといけないのです。
 また、片付けも大変多く、粉が舞うのでミキサーや水道の水回り、面台、また売り場も含めてゴミがたくさん出ます。
機械の掃除も一つ一つは丁寧にやると掃除だけで1時間近くかかります。これが毎日なのです。

 僕が上記に、ダントツで忙しいと書きましたが、なおかつ賃金が安い場合が多いので、そこもかなり辞める理由になるかと思います。

 さてさて、ここまで来てもパン屋さんをやりたい方、いらっしゃると思いますが、ではどうすれば働けるのか?

個人店では忙しくて人手が足りなくても求人募集をしていない場合あります。その理由は、様々ですが、僕が実際に考えていたことは、
 忙しいけど教えるのにも時間がかかるしすぐ辞める人が多いから、求人広告費がもったいない。(求人に1万円〜前後かかるため、従業員の手当に回したい)
 今は忙しいけど、夏場に暇な時期が来るため、夏場には辞めてもらうか、出勤時間を減らしてもらいたいのでその辺の折り合いが面倒。
(春の売上と夏の売上では数万円違うので、人件費がもったいない)
 そこまで人手を必要としていない。また、お金を人件費にあてたくない。
(パン屋ってもし人がいなくなったら最悪僕だったらお店を休みにするか、一人で種類を減らして作ると思います。そのため、夫婦でやられているパン屋なんかは、忙しくてお客さんが来ても、わざとパンを増やさずに、その日売り切れる分だけしか作らないという所もあります。すると、わざわざバイトを雇わないでいる場合があります。)

 まぁ、変な言い方ですが、求人て色々面倒なんですよね。パン屋の経営者が言う事じゃないかもしれませんが、やっぱり採用する人もいれば、しない人もいますし、求人断られたパン屋には買いにいきたくなくなるじゃないですか?
 募集しても面接したり断ったり履歴書みてコイツ本当に仕事できるのか?と疑ったり(疑いますよそりゃ)、そういう時間って結構な時間持ってかれるし、採用してもすぐに辞めちゃえば、雇用保険の手続きとか、源泉徴収票とか書いたり、たった2.3日の給与明細とか出すのも正直面倒で、、僕の店の場合は全部僕がやりますし、少し大きな個人店では事務の方がいたりしてその方がやります。どちらにしても手間なんです。
 
 結局、多少大変なだけなら、僕や従業員が朝1時間早く起きるか、夜1時間準備するかで、新人さんが働く3〜4時間分の効果があるので、それで済ませてしまうんです。

 今回も愚痴チックな内容ですが、もしパン屋で働きたいなら、まず募集しているかどうかを聞いて、後は挑戦するのみです。

ちなみに僕は、暗い人と返事や挨拶が無い人、声が小さい人、覇気が無い人はお断りします。
 どんな職場でもそうですが、明るくて元気で、活気のある人、エネルギーのある人と一緒に仕事をしたいです。

個人的にはよく食べて、よく眠っている方はそういう傾向が強いのでつい面接の時に睡眠時間とか聞いてしまいます。
 

 それではパン助でした。
posted by pansuke at 23:05 | Comment(4) | 開業前に必要な知識